「寝起きに身体がだるい…」「腰や肩が痛い…」そんな悩みを抱えているなら、高反発マットレスに替えることで快適な睡眠が手に入るかもしれません。高反発マットレスは、体をしっかり支えてくれるため、自然な寝姿勢をキープしやすいのが特徴です。
とはいえ、ウレタンやファイバーなど素材の種類も多く、硬さや通気性、価格帯などもさまざま。「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう人も多いはずです。
この記事では、高反発マットレスの選び方を素材別にわかりやすく解説しつつ、編集部おすすめのマットレスを厳選してご紹介します。自分に合った1枚を見つける参考にしてみてください。
高反発マットレスとは?
まずは、「そもそも高反発マットレスとは何ぞや?」という疑問から簡単に解決していきましょう。
高反発マットレスとは、反発力が強くて、寝心地がやや硬めのマットレスのことを指します。
一般的には、110N(ニュートン)以上の反発力があれば高反発となるようですが、あくまで目安でどこからが高反発となるのか、正確な定義はありません。
逆に低反発は、ゆっくり沈むマットレスのことをいいます。
「高反発マットレスは硬さではなく、あくまで跳ね返す力が強いマットレス」と覚えておけば問題ありません。
高反発マットレスの特徴
- 適度な反発力があるため、理想的な寝姿勢をキープしやすい
- 寝返りが打ちやすく、腰痛に悩んでいる人にも向いている
- 耐久性が高く、長持ちしやすい
- ファイバー素材は通気性が良い反面、冬は寒さを感じやすい
- ウレタン素材は通気性があまり良くないため、夏は蒸れやすい
高反発マットレスは、適度な反発力を有しているため身体をしっかりと支えてくれます。身体が沈み過ぎず寝返りも打ちやすいため、腰痛に悩んでいる方にもおすすめです。体格が大きい方、体重が重い方でも安心して眠れるマットレスと言えるでしょう。
ポケットコイルマットレスと比較して密度が高いこともあり、耐久性に関しても高いです。素材と密度にもよりますが、10年近く使い続けられる商品もあります。それでいて安価で購入できる商品もあり、コスパ面にも優れている側面があります。
高反発マットレスの素材は主にウレタンフォームとファイバー素材があり、それぞれメリット・デメリットがあります。どちらを選ぶかによって寝心地や耐久性、おすすめのシーズンなどが変わってきますので、次の項目で詳しく解説していきましょう。
高反発マットレスの素材はウレタンとファイバーの2種類
高反発マットレスの素材は、主に「ウレタンフォーム」と「ファイバー素材」の2種類があります。
ウレタンフォーム | ファイバー素材 | |
---|---|---|
メリット | ・体圧分散性に優れている ・密度が高いと耐久性にも期待できる ・安価に購入することもできる |
・高反発なので寝返りが打ちやすい ・通気性が良いため夏でも快適 ・水洗いができるため清潔感を保ちやすい |
デメリット | ・通気性が悪いため湿気がたまりやすい ・直接洗うことができない |
・耐久性が低く熱にも弱い ・ファイバーが干渉して音がしやすい ・通気性が良すぎて冬は寒いこともある |
ウレタンフォーム
ウレタンフォーム最大の強みは、体圧分散性に優れている点です。身体をしっかりと支えてくれるため、体格が大きい方でも腰への負担を減らしてくれます。密度が高いと5年以上の耐久性もあり、比較的安価で購入できるため予算が限られている方にもおすすめです。
その一方で、通気性が悪いため夏には熱がこもりやすいです。湿気もたまってしまうため、ダニやカビなどの原因になってしまう可能性もあります。ウレタンを直接洗うこともできませんので、定期的なお手入れが必要になるのもデメリットと言えるでしょう。
ファイバー素材
ポリエステルなどで作られた繊維を組み合わせていますので、通気性に優れているのがファイバー素材の大きなメリットです。
夏でも湿気がたまりにくいためカビが発生しにくく、直接水洗いできるため清潔感を保ちやすいのもファイバー素材の強みと言えるでしょう。弾力性もあるため寝返りも打ちやすいです。
ただし、冬になると通気性の良さから冷気を感じやすくなってしまいます。寒さ対策に湯たんぽや電気毛布を使う方もいますが、ファイバー素材は熱に弱いため使えないケースもあります。繊維同士が干渉し、音が出やすいのもファイバー素材のデメリットですね。
高反発マットレスの選び方
ここからは、高反発マットレスを選ぶ際のコツについて解説していきます。
折りたたみタイプかどうか
高反発マットレスの中にもいくつか種類があり、とくに多いのが「折りたたみタイプ」です。
マットレス自体を折りたたむことができるため、押し入れなどにも収納しやすく比較的軽いため運びやすいのが特徴です。2つ折りタイプもあれば、3つ折りタイプもあります。
そのまま立てることもできますので、マットレスを部屋の中で陰干ししたい方にもおすすめです。
コスパ面に関しても、据え置きタイプと比較して安いというのも強みと言えるでしょう。自分用ではなく来客用のマットレスとして確保しておきたい方も、据え置きタイプより折りたたみタイプがおすすめ。
ただし、折りたたみやすいように厚みが制限されていることが多いです。
また、折り目が気になって寝心地が悪く感じてしまうケースもあります。そのため、睡眠品質を重視する方は折りたたみタイプより厚さのある据え置きタイプの方が向いているかもしれません。
カバーや中材が洗える衛生的なものを選ぶ
もしウレタンフォームを洗濯する場合、中材を水洗いすることができません。
中材の清潔感を保つためには定期的な天日干しや陰干しをし、湿気を逃すようにしましょう。カバーやシーツは洗濯することで清潔感を保つことができます。
衛生的なものを選びたい場合は、やはり水洗いができるファイバー素材がおすすめです。
中材もシャワーで丸洗いできますし、水を吸収せず速乾性もあるためダニやカビが発生しにくいです。布団専門のクリーニング業者でも対応してくれるケースもありますよ。
厚みは10㎝以上のものがおすすめ
マットレスの厚さは、体重に合わせて決めるのがおすすめです。
体重 | 厚さの目安 |
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30kg前後 | 5cm |
60kg前後 | 7cm |
80kg前後 | 10cm |
100kg前後 | 13cm以上 |
体重30kg前後の子供であれば5cm程度でも快適に眠れますが、成人女性だと7cm、成人男性なら10cmの厚さが欲しいところです。もし80kg未満で迷っているのであれば、将来のことを考えて10cmのマットレスを購入しておけば問題ありません。
もしプロファイル加工をしているマットレスを購入する場合は、-1cmした厚さだと思って考えるようにしましょう。例えば、厚さ10cmでプロファイル加工されている高反発マットレスを購入する場合、「厚さ8~9cmほどのサポート性になる」のような感じです。
保証期間やお試し期間があれば安心
万人受けするマットレスはありません。「硬さは気に入らないけど腰痛は改善した」ということもあれば、「硬さは良いけど寝心地はそこまで良くなかった」ということもあります。そのため、せっかく高いものを購入したのに後悔する方も珍しくありません。
そこでおすすめなのが、「保証期間」や「お試し期間(返品保証・交換保証)」を提供しているメーカーを選ぶことです。できれば両方付いている方が良いですが、どちらか一つを選ぶなら「お試し期間(返品保証・交換保証)」の方をおすすめします。
・保証期間
品質保証とも言われ、期間内にへたりや変形などが発見された場合に、同等品との無償交換ができるサポートのことです。ただし、「通常の使用方法で変形したこと」や「交換可能なへたりや変形の数値はメーカーで決められている」など、決め事が多いため事前にしっかりと確認しておきましょう。
・お試し期間(返品保証・交換保証)
購入してから指定の期間内であれば、マットレスを返品して代金を返してもらう「返品保証」か、違う硬さのマットレスに変えてもらう「交換保証」を使える制度です。
期間は平均して90~120日ほどですので、約3ヶ月はマットレスを試すことができます。規約や手数料はメーカーによって異なりますので、購入前にしっかりと確認しておきましょう。
高反発マットレスのおすすめ10選
理想的な寝姿勢がキープしやすい高反発マットレスですが、どれがいいか分からない…という方向けに、高反発でおすすめのマットレスを10社ご紹介します!
ネット通販で購入される方のために、返品保証(使用済であっても期間内なら返品可能)があるマットレスで、尚且つ口コミでの評判がいいものを厳選しました。
雲のやすらぎプレミアム
価格 | 【スタンダード】シングル:44,800円 【モデル3R】シングル:79,800円 |
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タイプ | フラットマットレス |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
硬さ | 【スタンダード/モデル3R】 上層:115N/140N |
厚さ | マットレス:17cm モデル3R:23cm |
保証 | 返品保証:100日間の返品保証 |
雲のやすらぎプレミアムは、睡眠時のフィット感にこだわった寝具ブランドです。高温多湿な日本の気候と、専門家の叡智を組み合わせた独自メソッドで設計されたマットレスは、まるで雲の上で寝ているような寝心地を体験できます。
おすすめしたいのは、スタンダードモデルである「雲のやすらぎプレミアム マットレス」と、腰のサポートに特化した進化版マットレスの「モデル3R」です。どちらも整形外科医から高い評価を得ており、しっかりとした硬さがあるため寝姿勢が安定し、腰痛改善にも期待できます。
モデル3Rは厚さ23cmの極厚仕様で、硬さも各部位で適切な硬さに調整されています。頭部・腰部・足部の負担を効率良く軽減できますので、寝心地を優先したい方はモデル3Rの方がおすすめです。振動吸収性に優れた5層構造のため、寝返りが多い方でも睡眠を阻害されにくいです。
価格は通常マットレスが44,800円~、モデル3Rが79,800円~となっています。高反発マットレスの相場と比較すると少し高めですが、極厚仕様かつ高品質なので納得の価格ですね。100日間の返品保証もありますので、気になる方は通常マットレスから試してみるのをおすすめします。
2025年4月14日まで「新生活応援キャンペーン」が実施されている点にも注目です。マットレス単品だと適用外ですが、他の寝具との7点セットや、シーツ2枚とのセットなどでMAX45%OFFで購入できます。雲のやすらぎプレミアムですべての寝具を一新したい場合は、本キャンペーンを活用してみましょう。
リムネ
価格 | 【Limne the Mattress】シングル:79,900円 |
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タイプ | フラットマットレス(独自素材スフエアー) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブル・クイーン |
硬さ | TOP:25N MID:120N BTM:140N |
厚さ | 22cm |
保証 | 保証期間:10年保証 返品保証:120日間の返品保証 |
リムネは、株式会社LIMNEが運営している寝具ブランドです。寝心地にこだわったマットレスが強みで、東京都・埼玉県・大阪府であればショールームもあるため実際に体験することもできます(全国に店舗拡大中)。サイズ展開もクイーンまであるため、二人暮らし以上でも購入しやすいですね。
中材として採用されているのは、独自素材スフエアーです。従来のウレタンマットレスとは違って「柔らかい寝心地なのに反発力がある」という特徴を持っており、トロけるような気持ちよさを味わえます。硬めのマットレスが苦手な方は、ぜひ検討してみてほしいマットレスです。
通気性が良く、水洗いもできるマットレスカバーを採用していますので、常に清潔感を保つことができます。仮にへたりや凹みが発生したとしても、リムネは10年の品質保証つきですし、120日間の返品保証もありますので、納得した状態で使い続けることが可能です。
価格はシングルサイズで定価79,900円となっていますが、LINEの友達追加で貰えるクーポンを併用することで、10,000円OFFで購入できるため非常にお得です。一括で難しい方でも、無金利分割払いにも対応していますよ。
エアウィーヴ
価格 | 【ベッドマットレス S02】シングル:148,500円 【ベッドマットレス S04】シングル:242,000円 |
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タイプ | フラットマットレス(高反発エアファイバー) |
サイズ展開 | S02:シングル・セミダブル・ダブル・クイーン S04:シングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キング |
硬さ | S02:均一に硬め S04:カスタマイズ可能 |
厚さ | S02:21cm S04:25cm |
保証 | 保証期間:3年保証 返品保証:30日間のお試し期間 |
「エアウィーヴ」では、ファイバー素材を使用した高反発マットレスを複数提供しています。ファイバー素材のため通気性が良く、水洗いもできるため清潔感を保ちやすいのが特徴です。
スタンダードモデルである「S02」には、エアウィーブの基本的な快眠機能がすべて備えられています。睡眠中の寝返りはもちろんのこと、復元性が高いため耐久性にも優れています。中材の硬さは均一で厚さも21cmありますので、しっかりと身体を支えられた寝心地が好きな方におすすめです。
「S04」は、肩・腰・脚部で三分割されているのが特徴です。それぞれ中材の硬さを変えられますので、自分好みの寝心地にカスタマイズできます。厚さも25cmあるため底付きはほぼ感じません。寝心地にこだわりたい方は、S02よりもS04を検討してみると良いでしょう。
エアウィーヴは高級ブランドなので価格は高めですが、30日間のお試し期間も付いています。実際に使用してみて、あまりしっくりこない場合は保証制度を利用してみるといいでしょう。高級品であっても、安心してオンライン通販を活用できますね!
マニフレックス
価格 | 【モデル 246】シングル:50,600円 【エコサンドロ】シングル:132,000円 |
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タイプ | フラットマットレス高反発フォーム「エリオセル」) |
サイズ展開 | モデル 246:セミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・クイーン エコサンドロ:シングル・セミダブル・ダブル・クイーン |
硬さ | 170N |
厚さ | モデル 246:16cm エコサンドロ:23cm |
保証 | 保証期間:12年保証 返品保証:なし |
マニフレックスは、イタリア発の寝具ブランドです。海外製マットレスなので不安に感じる方もいますが、創業60年という運営実績と、製造がオートメーション化されていることで確かな品質が保証されています。マットレスの種類も豊富で、品質重視からコスパ重視までさまざまな選択肢があります。
今回おすすめしたいのは、ベーシックモデルの「モデル246」と、30周年の記念モデル「エコサンドロ」です。モデル246はロングセラー商品ですので、ベーシックモデルでありながら満足いく寝心地を体験できるでしょう。実際、口コミでも寝心地の良さと寝返りのしやすさで高い評価を得ていました。
エコサンドロは、日本上陸30周年を記念して提供されている最上位モデルです。最新技術の導入と、独自素材エリオセルを使った8層仕立てによって極上の寝心地を体験できます。冷感素材「マニクール」と温感生地の採用により、1年中快適に眠れるのもエコサンドロの大きな強みです。
品質とコスパのバランスを重視するならモデル246がおすすめですが、エコサンドロも最上位モデルながら132,000円~というプレミアム価格で購入可能です。3000台限定なので完売する可能性もありますが、個人的には検討しても良いマットレスだと思います。
モットン
価格 | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
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タイプ | フラットマットレス(次世代高反発ウレタンフォーム「ナノスリー」) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
硬さ | ソフト:140N レギュラー:170N ハード:280N |
厚さ | 10cm |
保証 | 保証期間:90日間の交換保証 返品保証:90日間の返品保証 |
モットンは、株式会社グリボーが提供している高反発マットレスです。観光地近辺のホテルに採用されているなど、その寝心地の良さが信頼されていることが分かります。サイズ展開はシングル~ダブルまでの3種類ですが、そこまで高くないため二人暮らし以上でもシングル×2という選択もしやすいです。
最大の特徴は、「日本人向けの腰痛改善マットレス」という点です。次世代ウレタンフォーム「ナノスリー」は体圧分散性に優れており、睡眠時の肩や腰にかかる負担を軽減してくれます。仰向けから横向きまで、さまざまな寝姿勢にも対応していますよ。
硬さは3段階用意されており、自分の好みや体格・体重に合わせて選択可能です。厚さは10cmあるため底付きはあまり感じませんが、気になる方はレギュラー以上をおすすめします。仮に自分には合わないと感じても、交換保証・返品保証(共に90日間)があるため安心です。
》腰痛対策のモットンマットレスの評判はどう?利用者の口コミと購入前の注意点
ネルシア
価格 | 【高弾性ウレタンマットレス】20%OFF中 シングル:34,240円 セミダブル:39,840円 ダブル:47,840円 |
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タイプ | 高弾性ウレタンフォーム(三つ折りも可能) |
サイズ展開 | ジュニア・セミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キング |
硬さ | 195N |
厚さ | 11cm |
保証 | 保証期間:なし 返品保証:90日間の返品保証 |
NERUSIA(ネルシア)は、ビーナスベッドの完全オリジナル高弾性ウレタンマットレスです。敷布団とマットレスのメリットを組み合わせたハイブリッドマットレスとなっており、高密度なのに折りたたむこともできます。そのため、就寝時以外は収納したい方にもおすすめです。
使用している高弾性ウレタンフォームの反発力は、業界トップクラスの73%を記録しています。自然な寝返りをサポートしてくれるため、身体への負担を減らすことが可能です。さらに、「吸汗速乾わた」と「吸湿発熱わた」も使用していますので、夏・冬問わず快適に寝ることができます。
耐久性にも優れており、JIS規格の圧縮試験では「9年間で0.7%前後しかへたりが見られない」という結果を出しています。復元率99.3%というのも業界トップクラスの値ですね。上下・表裏の区別もありませんので、定期的にローテーションすることでより長い期間マットレスを使うことができます。
サイズ展開も豊富で、ジュニアサイズからキングサイズまで用意されています。価格はシングルサイズで42,800円となっていますが、4月18日まで「特価セール」を実施しています。各サイズ20%OFFで購入できますので、検討するにはおすすめのタイミングです。
ネルコンシェルジュ
価格 | 【腰をしっかり支える 高反発マットレス】 シングル:12,990円 セミダブル:14,990円 |
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タイプ | 高反発ウレタン(折りたたみ可能) |
サイズ展開 | セミシングルショート・シングルショート・セミシングル・シングル・セミダブル |
硬さ | 上層:190N 下層:220N |
厚さ | 8cm |
保証 | 保証期間:1年 返品保証:なし |
ネルコンシェルジュは、株式会社インテリアオフィスワンが運営している寝具ブランドです。多くのマットレスを提供していますが、今回おすすめしたいのは腰痛対策にも期待できる高反発マットレスとなっています。シングルサイズが定価でも12,990円と安いため、新生活を一人暮らしで始める方におすすめです。
安くても高反発マットレスとして基本性能は抑えており、寝姿勢を維持するのに必要な体圧分散性も有しています。荷重がかかりやすい腰部分が沈み込まないように硬めのウレタンフォームを採用していますが、ウレタンフォームのブロックサイズを変えることで硬さを調整することも可能です。
マットレスカバーは抗菌・防臭加工がされている上、取り外して洗濯もできるため清潔感は保ちやすいです。裏面と側面をメッシュ素材にしていますので、ウレタンマットレスの弱点である通気性の悪さも改善されています。
硬めの寝心地になっていますが、折り畳んで収納することもできます。マットレスバンドも付いているため、女性でも持ち運びやすいです。価格帯も10,000円代となっていますので、自分用以外に来客用としてもう一つ準備しておくのもおすすめです。
MLILY(エムリリー)
価格 | 【優反発【睡眠の医師推奨】 マットレス 高反発 2層構造】 シングル:38,980円 セミダブル:47,980円 ダブル:56,980円 |
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タイプ | フラットマットレス(高反発ウレタンフォーム) |
サイズ展開 | セミシングル・シングル・セミダブル・ダブル |
硬さ | 上層:70N 下層:140N |
厚さ | 11cm |
保証 | 保証期間:3年保証+品質保証180日 返品保証:なし |
MLILY(エムリリー)は、2016年からマンチェスター・ユナイテッドの公式寝具パートナーになっている世界的に有名な寝具メーカーです。アスリートや睡眠の専門医師からも高評価+推奨を得ていることからも、高品質なマットレスを作っていることが分かります。
そんなエムリリーのマットレス最大の特徴は、柔らかく身体を包み込む低反発と、身体をしっかりと支える高反発のいいとこ取りした「優反発」が素材になっている点です。ポヨポヨとしたマシュマロのような気持ちいい寝心地と、しっかりとした反発力で寝返りをサポートしてくれます。
復元率は脅威の99.5%を記録しており、へたりや凹みが生まれにくいことが分かります。国際的な安全規格である「エコテックススタンダード100」「サーティピュア」や、「ISO9001・ISO14001認定工場」による製造など、安全性と耐久性の高さもエムリリーの強みと言えるでしょう。
価格もシングルサイズで38,980円となっていますので、そこまで高すぎる印象はありません。購入から3年間の品質保証+180日の延長保証が付属していますので、仮にへたりや凹みが見つかっても安心です。人気マットレスで在庫が切れることも多いため、気になったサイズがあれば前向きに検討してみましょう。
くじらマットレス
価格 | 【くじらマットレス(ベッドタイプ)】 シングル:79,980円 セミダブル:89,980円 ダブル:99,980円 |
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タイプ | フラットマットレス(ウレタンフォーム) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
硬さ | 1層目:柔らかめ60N 2層目 頭部・脚部:ふつう(120N) 腰部:やや硬め(150N) 3層目 頭部・脚部:やや硬め(150N) 腰部:かなり硬め(240N) 4層目:やや硬め(150N) |
厚さ | 14cm |
保証 | 保証期間:なし 返品保証:なし ※中身交換保証サビースあり:月額1,000円 |
くじらマットレスは、株式会社ヒュプノスが販売している高反発マットレスです。さまざまなタイプのマットレスを販売しており、今回おすすめしたいのはベッドタイプのマットレスです。サイズ展開はシングル・セミダブル・ダブルの3種類のため、どちらかと言えば一人暮らし向けと言えるでしょう。
厚さは14cmとなっており、高反発マットレスとしては厚めです。身体をしっかりと支えてくれるだけでなく、底付き感もでにくいため快適な寝心地だと口コミでも高評価でした。硬さは層によって異なり、肩や腰に負担がかからないように設計されています。
価格はシングルサイズで79,980円となっており、相場と比較してもかなり高めの設定です。それに加えて保証期間や返品保証が用意されていません。高品質なことに変わりありませんが、気軽に購入できないのが少し気になるポイントです。
しかし、くじらマットレスには「中身交換保証サービス」と呼ばれる独自サービスがあります。月額1,000円かかりますが、中材の硬さを変更できるサービスです。自分の睡眠環境に合わせて交換することが可能ですが、購入時にしか加入できないため注意しておきましょう。
GOKUMIN
価格 | 【AirZERO3Dセルマットレス】 シングル:32,998円 セミダブル:36,998円 ダブル:39,998円 |
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タイプ | フラットマットレス(ウレタンフォーム) |
サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル |
硬さ | 190N |
厚さ | 10cm |
保証 | 保証期間:1年の交換保証 返品保証:30日間の返品保証 |
GOKUMIN(極眠)は、200万枚以上のマットレス販売実績がある寝具メーカーです。マットレスの種類が豊富ですが、検索項目も多いため自分に合ったマットレスを見つけやすいです。送料無料+13時までの注文で当日スピード発送ができますので、すぐにマットレスが欲しい方でも安心と言えます。
今回おすすめするのは、「AirZERO3Dセルマットレス」です。コンセプトは「3D立体セル×高反発ウレタン製の2段構造×腰のサポート」となっており、快適な寝姿勢を保つことで身体にかかる負担を軽減してくれます。体圧分散性にも優れていますので、体格が良い方でも寝返りがしやすいです。
高反発ウレタンは通気性が悪いというデメリットがありますが、特殊形状の3Dセルとスリット構造を採用することにより、通常のウレタンマットレスよりも大幅に通気性がアップしています。中材とマットレスカバーには消臭・抗菌機能がありますので、清潔かつ耐久性の高さにも期待できるでしょう。
価格はシングルサイズで32,998円となっていますが、セミダブルでも36,998円です。サイズアップするだけで10,000円以上高くなることも多いですが、この価格差であれば一人暮らしでもセミダブルを選択しやすいでしょう。返品保証も30日間ありますので、自分の寝やすいサイズを見極めやすいですね。
高反発ウレタンマットレスを選ぶときのポイント
ここからは、高反発ウレタンマットレスを選ぶ際に注意すべきポイントについて解説していきます。
ニュートン値(N)|硬さの目安
ニュートン値 | 硬さの目安 |
---|---|
140N | 高反発マットレスの中では柔らかめ。体重が45kg未満の方におすすめ。 |
170N | 高反発マットレスの中では普通の硬さ。体重が45~80kgの方におすすめ。 |
280N | 高反発マットレスの中では硬め。体重が80kg以上の方におすすめ。 |
まずは、硬さの目安となる「ニュートン値(N)」について見てみましょう。ニュートンの定義は、「1kgの質量を有する物体に1m/s2の加速度を生じさせる力」なのですが、意味が分からないと思うのでこの定義に関しては覚えなくて大丈夫です。
消費者庁が定める家庭用品品質表所法にて「マットレスの硬さをニュートンで表さないといけない」と決まっているため、ニュートン値が記載されていると覚えておけば問題ありません。数値が大きければ大きいほど、マットレスも硬くなっていきます。
おすすめの選び方としては、「体重が重い=高いニュートン値」のように、体重に比例してニュートン値を選ぶのがおすすめです。迷っている方は、とりあえず170N前後を試してみて、寝心地が合わなかったら硬さを変更してみましょう(返品保証があるメーカーがおすすめ)。
消費者庁の基準との差
消費者庁では、マットレスの硬さを以下のように定めています。
区分 | ニュートン値 |
---|---|
やわらかめ (低反発) |
75ニュートン未満 |
ふつう | 75ニュートン以上110ニュートン未満 |
かため (高反発) |
110ニュートン以上 |
先ほど解説した高反発マットレスのニュートン値とは大きな差があると思いますが、消費者庁が定めているのはウレタンフォームマットレス全般の定義です。これは法律で決められた数値ではないので、この数値からかけ離れていたとしても違法ではありません。
そのため、業者によってニュートン値には大きな差があります。だからこそ、ニュートン値だけでマットレスを選ぶのは危険です。ニュートン値はあくまで一つの要素として考え、総合的に判断することで後悔することが少なくなります。
密度(D)|寿命の目安
密度 | 平均寿命 |
---|---|
25D前後 | 耐久性は3~5年程度ですが、20,000円前後なのでリーズナブルな価格設定。 |
30D前後 | 耐久性は5~8年程度に伸び、価格は30,000円を超えるため少し高価と言える。 |
40D前後 | 耐久性は8年以上だが、70,000円前後となるため予算に余裕がある方向け。 |
50D前後 | 耐久性は10年以上あり、価格も100,000円を超す高級マットレス。 |
密度とは、ウレタンフォームの比重のことです。耐久性を示す値のことで、「密度が低いとスカスカで耐久性が低く、密度が高いとぎっしり詰まっているから耐久性が高い」ということになります。主に5~10刻みで数値化されることが多く、高反発マットレスであれば25D~50Dであることが多いです。
・25D前後
耐久性は3~5年程度で、20,000円前後で買えるためコスパも悪くありません。ただ、実際に使ってみるとそこまで長続きしないこともあります。転勤などで引っ越しが多い方など、2~3年に1回ペースでマットレスを変える方におすすめです。
・30D前後
耐久性は5~8年ほどで、価格帯も30,000円前後で購入できるため一番おすすめしたい密度です。この密度を採用しているメーカーも多いため、選択肢が多いのもおすすめポイントです。中学校~高校卒業までの6年間や、大学生4年間など、ある程度長く使うことを想定しているなら最もコスパが良いと言えます。
・40D前後
8年以上の耐久性がありますが、価格帯は70,000円~になるなど気軽に購入するのが難しくなります。それに加えて、ウレタンフォーム自体の重さもグッと上がるため、40D以上の密度がある高反発マットレスの数は限られてしまいます。
・50D前後
10年以上の耐久性に期待ができ、100,000円を超える高級マットレスが多いです。ただ、高反発マットレスは40D前後で十分な耐久性があります。そのため、50Dもあるマットレスを採用しているメーカーもそこまで多くありません。ハイエンドモデルなど、強いこだわりがある方向けと言えるでしょう。
【注意点】密度の高さと硬さは関係ない
「密度が高いと硬そう…」というイメージを持つ方もいますが、実はほとんど関係ありません。寝た感じ硬さは感じるけど密度が低いことも充分に考えられるのです。ただ、メーカーによっては密度と柔らかさをコントロールすることで「柔らかいのに弾力性がある」というマットレスも作られています。
このように、完全に無関係とまでは言いませんが、「密度=硬さ」と覚えておくのは危険です。硬さと密度は別物だと考え、検討する際には硬さはニュートン(N)、密度は(D)の各数値で考えるようにすると良いでしょう。
復元率|耐久性の目安
復元率とは、圧力がかかった状態から解放され、どのくらい元の形に戻れるかを表した数値のことです。マットレスにおける復元率の定義は、「潰れた状態からどのくらい素早く元の状態に戻れるか」となっています。復元率が高いほど弾力が長続きし、寝姿勢の安定や腰や肩の負担を減らしてくれるのです。
素材によって復元率は異なりますが、高反発ウレタンフォームを使ったマットレスは比較的高い数値を示すことが多いです。コイルタイプの場合でも、内部ウレタンの質が高ければ復元率が高くなることもあります。基本的には「復元率96%以上であれば高復元率」と覚えておきましょう。
復元率の数値はJIS規格に基づいた試験にて評価されます。ウレタンフォームの場合、JIS表示が義務化されている関係上、復元率を確認しやすいのも大きな特徴です。そのため、高反発マットレスを選ぶ際には硬さ・密度・復元率のバランスを確認するのが重要ということが分かります。
復元率と使用年数の目安
高反発マットレスにおける復元率と、それに対応した使用年数の目安についてまとめてみました。
復元率 | 使用年数(目安) | 劣化・寿命の傾向 |
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95%以下 | 3~5年 | 3~5年程度が目安ですが、比較的早めから表面に凹みやへたりを感じやすくなる。 価格帯は安いがあまりおすすめできない。 |
96~98% | 5~8年 | 使用状況によっても異なるが、5年は十分に耐えられる耐久性はある。 98%にもなれば8年以上でも支障が出にくいケースもある。 |
98%以上 | 8~10年 | 最も耐久性に優れており、10年前後の長期使用にもおすすめ。 価格面が高くなるケースもあるため、予算も含めてしっかりと検討した方が良い。 |
高反発マットレスの場合、おすすめは「96%~98%」の復元率を記録している商品です。5~8年使うことができますし、お手入れをしっかりとすれば8年以上使うこともできます。価格とのバランスも良く、コスパ面においても最も良いと言えるでしょう。
硬さ(N)・密度(D)とのバランスについて
上記で解説した硬さ(N)や密度(D)と、復元率にはどのような関わりがあるのか少しだけ解説しておきましょう。まず、硬さと復元率には直接的な関わりはありません。高反発マットレスにおける硬さは「身体の沈み具合」に関係するだけであって、元に戻る力とは関係ないのです。
その一方で、密度と復元率には大きな関わりがあります。密度が高ければ高いほど、比例して復元率も高くなっていくのです。高密度だと内部構造がぎっしりと詰まっていますので、へたりにくく元に戻る力も強くなります。
そのため、もし復元率が表示されていないマットレスを検討する場合、硬さよりも密度の方に注目してみましょう。素材の品質にもよりますが、「密度が高ければへたりにくく復元率が高い=耐久性がある」と覚えておけば問題ありません。
表面加工
高反発マットレスには、数種類の表面加工があります。主な加工としては「二層加工(平面タイプ)」と「プロファイル加工(凸凹タイプ)」があり、それぞれ寝心地が異なるのです。体格や体重によって合う合わないも出てきますので、加工面に関しても検討しなくてはいけません。
- 体圧分散性に劣るため、痩せ型の方にはあまり向いていません
- 肥満体型の方であれば背中にも隙間ができにくくおすすめ
- 柔らかいウレタンを挟むことで柔らかさを増しているケースもあり
硬めの高反発ウレタンフォームを使用した平面タイプの場合、痩せ型の肩だと背中に隙間が生まれることで腰への負担が大きくなるなど寝心地が悪いとされています。柔らかいウレタンフォームを真ん中に挟むことで、平面タイプでも寝心地を改善できることもあります。
- 体圧分散性に優れているため寝心地が柔らかい
- 凸凹の深さによって寝心地が変化する
- 痩せ型の方だと凸凹を感じやすい
プロファイル加工すると、平面タイプよりも体圧分散性が向上するため寝心地が良いとされています。基本的には2cm前後で設定されていますが、3cm以上の深さにして柔らかさに特化しているマットレスもあります。ただし、痩せ型の方だと凸凹を感じてしまい、逆に眠れないというケースもあるため注意です。
高反発ファイバーマットレスを選ぶときのポイント
高反発ファイバーマットレスを選ぶ際には、ウレタンマットレスとはまた違った選択ポイントがあります。
耐熱性
ファイバー素材の元となっている「ポリエチレンorポリエステル」は、熱に弱いというデメリットがあります。水洗いできるのがファイバー素材の強みですが、布団乾燥機にかけると溶けてしまう危険性があるのです。その他にも、湯たんぽや電気毛布などの熱で溶けてしまう可能性があります。
そのため、湯たんぽや電気毛布を使う方は耐熱性に優れたマットレスがおすすめです。ポリエチレンとポリエステルを比較した場合、ポリエステルの方が熱に強い素材となっています。各メーカー・各商品で使用可能な温度が異なりますので、購入前に確認しておきましょう。
耐久性やへたりにくさ
耐久性やへたりにくさを重視するなら、以下の2つに注目してみましょう。
・構造のタイプ
マットレスに使用されるファイバーには、「中心の空洞の有無」でタイプが異なります。空洞があるタイプはストロー、ないタイプは木の枝をイメージすれば分かりやすいです。空洞があれば軽量で動かしやすい分、耐久性に欠けてしまいます。その一方で、空洞がないタイプは重さはあるものの耐久性に優れていますよ。
・耐久加工の有無
ファイバーは繊維状の素材であるため、端から劣化してちぎれやすい構造になっています。そのため、耐久性にこだわるなら端の部分を固めてちぎれにくい加工をしているマットレスがおすすめです。
寝心地
ファイバー素材は反発力があって寝返りは打ちやすいものの、体圧分散性はそこまでないため硬さを感じてしまうことがあります。そのため、柔らかい寝心地にこだわりたい方はファイバー素材よりウレタンフォームの方が向いていると言えるでしょう。
そして、繊維状で絡み合っている構造上、どうしても「ミシミシ」と音が聞こえやすいです。寝返りを打つ度に音が気になる方は、ポリエチレンの方がファイバー同士の干渉に対する音が小さいです。つまり、耐熱性ならポリエステル、静音性ならポリエチレンという選び方ができますね。
高反発マットレスを長く使うためのお手入れ方法
最後に、高反発マットレスのお手入れ方法について解説していきます。決して安い商品ではありませんので、できるだけ長く使えるように意識してみましょう。
ローテーションして使う
高反発マットレスに限ったことではありませんが、マットレスはローテーションして使った方が長く使うことができます。なぜなら、ずっと同じ状態で使い続けるとマットレスの一部分にのみ圧力がかかり、すぐにへたったり凹んでしまうからです。寝汗も同じ部分に染み込み続けてしまいます。
湿気が一定部分にたまれば、そこからダニやカビが発生してしまう可能性もあります。面倒かもしれませんが、ローテーションすることで圧力や寝汗の染み込みを分散させましょう。それだけで、マットレスの寿命は約1.5倍になると言われています。
ローテーションの頻度は、2週間に1回がおすすめです。上下左右だけでなく、裏表もローテーションすると効果的です。ただし、片面仕様のマットレスは左右上下だけのローテーションにしましょう。無理して裏表を変えてしまうと、寝心地が悪くなって熟睡できなくなる可能性があります。
シーツや敷きパッドを使用する
シーツや敷きパッドを使うことで、直接的に汚れを防止することができます。それだけでなく、以下のようなメリットもあります。
・温度調整がしやすい
敷きパッドの中には、冷感効果があるものや、汗を効率良く吸収してくれる給水速乾タイプなどがあります。汗をかきにくく快適に寝ることができますし、汗を吸収してすぐに乾くためマットレスに湿気がたまりにくくなるのです。
・洗濯も可能
シーツはもちろんのこと、敷きパッドも洗濯できるものが多いです。清潔感を保つことで、マットレスも副次的に清潔感を保つことができます。
湿気対策を行う
マットレスにカビが発生する最大の要因は、「湿気がたまること」です。カビが生えてからの除去よりも、生えないように事前から対策する方が簡単かつ重要です。
・陰干しをする
3ヶ月に1回、夏場であれば1~2週間に1回のペースで陰干しをすることで湿気を逃すことができます。汗かきの方であれば、さらに短いスパンで湿気を逃がすことも考えてみましょう。高反発マットレスの場合、天日干しだと劣化する可能性があるため注意です。
・ファイバー素材にする
ファイバー素材は通気性が良く、湿気がたまりにくい構造になっています。夏場でも快適に眠れますし、直接洗うことができるため清潔感も保ちやすいです。それに加えて、折りたたみタイプにしていればお手入れもしやすいためおすすめです。
・冬でも湿気対策をする
湿気と言えば夏場や梅雨をイメージすると思いますが、冬は冷えた床と体温や汗による熱気の差によって結露が発生しやすいです。それが結果的に湿気を生み出すため、冬でも定期的に陰干しするなどして湿気を逃すようにしましょう。
高反発マットレスはこんな人におすすめ
今回の記事をまとめると、以下のような方に高反発マットレスをおすすめしたいです。
- 寝起きに腰の痛みを感じる方
- 体格が大きく体重が重い方
- 比較的硬めのマットレスが好きな方
- コスパの良いマットレスが欲しい方
- 清潔感を保ちたいならファイバー素材がおすすめ
高反発マットレスは、反発力が高くて比較的硬く感じやすいのが特徴です。身体をしっかりと固定してくれますし、体重が重い方でも腰や肩への負担を減らしてくれます。寝返りや寝起きの動作もスムーズで、快適な睡眠環境を作ることができるでしょう。
マットレスにはさまざまな種類・素材がありますが、高反発マットレスはその中でもコスパが良い部類に入ります。とくに人気の高いポケットコイルマットレスの場合100,000円を超すことも珍しくありませんが、高反発マットレスであれば30,000円前後で耐久性のある商品も購入可能です。
素材は主に2種類ですが、通気性や清潔感を重視するならファイバー素材がおすすめです。夏場でも快適に眠れますし、直接水洗いもできるためお手入れもしやすいです。使い勝手も重要視するなら、折りたたみタイプにすることで天日干しや陰干しもしやすくなりますよ。